人生「生きる」生きている限り、探し、迷い、悩み 向かい合う日々 進む為に ㊿ 「雨の日も笑顔で」

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日々自分の
色々な思いを、書き綴りたいと思います。

足らない自分が再度読み返し
また改めて自分に問いかける
そして かえりみる為に。

日常見たり 聞いたり 感じたり 学べた事
大切にしたい感情を 書き残す

短編はTwitterで記載中

あなたにも 何かが届き
どんなに些細だとしても 力になれたなら
嬉しい事です。





人生「生きる」生きている限り、探し、迷い、悩み 向かい合う日々 進む為に ㊿ 「雨の日も笑顔で」

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子供の頃
今は 亡き祖父との
散歩が 私の 日課だった

『雨の日はキライ~』と
言った事に 対して

祖父が
雨は 天が
大地に 水を
あげてくれてる

草も木も 喜んでいる

一度に、全てに
水まきを してくれてるんだよ

庭の水まきもしなくてもね

と話してくれた

あの頃は
スゴいなぁ という位で
そんなに 理解していなかった

でも ここ数年 雨が降るたび
思い出す

思い出してからは
雨の日が
いとおしく 思えるようになった

だから 雨は
そんなに嫌いではない

災害にならない
程度の雨に限るが

雨の日も笑顔で

子供の頃から 父母も忙しくしていたので
同居している 祖父祖母との思い出が多く残っている

祖父の趣味はハイキングと 散歩だった

祖父の毎日の日課である散歩が
私にとっての日課でもあった

雨が降ると その散歩にいけない

ある雨の日 今日は散歩に行けないから
嫌だな という気持ちから
私が 『雨の日は キライ~』と言うと
祖父が 私に

『雨はね 天の神様が 大地にお水をあげてくれているんだよ
 いつもの水撒きをしなくても
 草も 木も 喜んでいるでしょ
 天の神様が 一度に 全てに
 水撒きをしてくれている
 だから 今日の水撒きは 天の神様がしてくれているね』

という話をしてくれた
あの頃の 幼い私は
ただただ 残念な気持ちも持ちながら
家の窓ごしに 空から降る 雨の粒を見ながら

スゴイなぁ
というくらいの 単純な感想程度で
深く考える事もなく 理解もしていなかった

そして又 晴れた日には 毎日祖父との散歩に出かけ
日々を過ごしていた

しかし 中学に入ると 私自身忙しくなっていき
祖父との散歩も 行かなくなっていった

学校が 早く終わり珍しく 家に居た時
祖父が ちょうど散歩に行く所だった

ものすごく 久しぶりに
祖父が 『一緒に散歩 行くか?』と聞いてくれた

しかしその時の私は『今日は やめとくね』と断った…

宿題もあり その時したい事もあったからなのだが…

そして また日常が始まった
そして 祖父は体調を崩し 入院する事になった

学校帰りに祖父の病院へ お見舞いに行く
そんな日々が続いた

しかし祖父は 入院後 家に帰ってくる事は無かった

何故 最後に誘ってくれた散歩を 断ってしまったのか
悔いがずっと残った
散歩に行く時間を作れたからだ

身近な人との 時間は 有限だ
無限ではない
改めて 大切にしたいと思う
悔いを残さない為にも

ここ数年 雨が降るたびに
祖父との事を 想い出す

想い出してからは
雨の日が 
愛おしく 思えるようになった

傘をさして歩いていても 草木をみると
天からの水を 葉や枝で受け止めて
喜んでいる様に輝いて見える

だから 雨の日は
そんなに嫌いではない

天が 大地 全部に 水撒きをしてくれているのだから
そう思う事で 雨の日も笑顔になれる

もちろん災害にならない程度の雨に限りたいが

あなたも雨の日に 笑顔がこぼれますように

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